グループ活動状況

 
  「関東地域における地盤情報の社会的・工学的活用法の検討委員会 」

  ■趣旨:
 

1.背景
地盤工学会関東支部では,以下の2つの検討委員会を設立して,関東地域における地盤情報データベースの構築,公開,運用,活用等について検討してきた。
・2006年5月〜2008年3月:
「関東地域における地盤情報データベースの構築と公開検討委員会」 
・2008年6月〜2011年5月:
「関東地域における地盤情報データベースの運用と活用検討委員会」
これらの委員会活動の成果として,書籍「関東の地盤 地盤情報データベース付(2010年度版)」を2010年11月19日に刊行した。この書籍では,関東地方の地質概説,および関東地域各都県の地盤概説等について記述している。さらに付録として,委員会活動中に各機関からご提供いただいた地盤情報を集約し,データベースとして簡単な閲覧ソフトとともに付録(DVD)として公開している。
二つの検討委員会の当初目的はある程度達成したが,今後ご提供いただいた地盤情報の更新やデータベースの更新や地盤モデル構築に関する実務作業が発生する。さらに書籍の増版についても検討しなければならない。
付録としてではあるが,公開・共有された地盤情報が社会に与える便益には,さまざまなものがある。例えば,過去の調査・試験の結果を利用することにより,建設時に利用できる地盤情報の精度向上やコストの低減が期待できる。また,地盤工学分野の技術開発の発展に大いに貢献し,防災力の向上や国土管理の高度化を図ることができる。さらに,公開された地盤情報は産業の発達にも寄与するであろう。このような地盤情報の利活用において,地盤モデルを構築して構造,物性分布を可視化するなど,具体的な検討を進める必要がある。これらは,このたびの東北地方太平洋沖地震の発生にともなう液状化などの地盤災害への対策に生かすとともに,地域社会への還元と同時に,市民の安全・安心な暮らしに大きく貢献できるものである。

  ■活動期間
  平成23年5月〜平成26年3月
  ■活動概要
  @ 地盤情報の防災、社会基盤施設等の整備・維持管理への利活用法の方策
A 地盤情報データベースに基づいた地盤モデル図など各種地盤図の作成
B 地盤情報データベースの維持管理,運営,更新等の方法
C 書籍「関東の地盤」の増版
本委員会は、上記の活動を行うために、四つのWG
・地盤モデルWG
・データ収集WG
・本文編集WG
・ソフトウェアWG
を設置して研究活動をすすめ、「関東の地盤」の改訂版を出版する予定である。
  ■活動状況
 
 平成23年度
 平成24年度
会議名
開催日
議事録
会議名
開催日
議事録
第1回委員会
平成23年9月6日(火)
幹事会
平成24年4月27日(金)
PDF
幹事会
平成23年9月30日(金)
第1回WORKSHOP
平成24年4月27日(金)
幹事会
平成23年12月22日(木)
  PDF
第2回WORKSHOP
平成24年5月24日(木)
幹事会
平成24年2月29日(水)
幹事会
平成24年8月2日(木)
PDF
WG-1
平成24年3月30日(金)
第3回WORKSHOP
平成24年9月13日(木)
WG-3
平成24年4月6日(金)
幹事会
平成24年11月14日(水)
幹事会
平成25年1月17日(木)
WG-3
平成25年3月18日(月)
 平成25年度
 平成26年度
幹事会
平成25年3月31日(金)
幹事会
平成26年6月24日(火)
幹事会
平成25年5月31日(金)
幹事会
平成26年10月1日(水)
幹事会
平成25年6月28日(金)
幹事会
平成26年12月16日(火)
幹事会
平成25年8月5日(月)
幹事会
平成27年3月6日(金)
幹事会
平成25年11月11日(月)

■グループ役員構成

 
委員長
龍岡 文夫
東京理科大学
副委員長
安田 進
東京電機大学
幹事長
清木 隆文
宇都宮大学
幹事
王寺 秀介
中央開発(株)
幹事
大井 昌弘
(独)防災科学技術研究所
幹事
木村 克己
(独)産業技術総合研究所
幹事
後藤 聡
山梨大学
幹事
鈴木 一成
(株)ダイヤコンサルタント
幹事
土倉 泰
前橋工科大学
幹事
長瀬 雅美
応用地質(株)
幹事
丸山 昌則
基礎地盤コンサルタンツ(株)
幹事
安原 一哉
茨城大学
オブザーバー
石坂 弘司
東京都建設局 土木技術支援・人材育成センター
オブザーバー
荏本 孝久※
神奈川大学
オブザーバー
竹村 貴人※
日本大学
 ※H26新任