平成22年11月4日 13:00~15:00、見学会が埼玉県さいたま市のJR東日本大宮総合車両センターにて行われました。以下、見学会の様子を報告します。
会場ではまず、工場の担当者の方から大宮総合車両センターの業務内容を説明していただきました。大宮総合車両センターは、JR東日本の首都圏を走る通勤車両・特急車両のメンテナンスや新造・改造を主に行う施設であり、1年間で約1000両の車両の検査を行っています。また、近年JR東日本管内の各地でSLの復活運転が行われていますが、その復元工事もこちらで行われたそうです。続いて、工場内の見学を行いました。場内はとても広く、入場した車両は台車、部品、車体に分けられてそれぞれ検査が行われます。 細かい傷が乗り心地や安全性に関わるため、見逃さないようにしっかり確認をします。 普段は見ることが出来ない、車両内の機械を見ることが出来ました。 右はじの白いところは塗装のためのマスキングが施されています。各工程にて、作業内容や特徴など詳しい説明をしていただきました。また、工場内には 看板が随所に掲示されており、場内の安全管理が徹底されている様子がわかります。工場内を一通り見た後、所員の方が作成したジオラマや100年以上にわたる大宮総合車両センターの歴史がわかる史料が展示してある施設の見学を行いました。最後に、かつて碓氷峠で活躍したEF63型電気機関車の運転台の前で記念撮影を行い、見学会は終了いたしました。
今回の見学会では、普段見ることの出来ない鉄道車両のメンテナンスの様子を知ることが出来ました。関係者の方々には深く御礼申し上げます。ありがとうございました。 |