国際ワークショップ「GAIA Workshop」開催報告

関東支部 茨城県グループ
リーダー・松島 亘志(筑波大学))

 GAIAとはGeomechanics Alliance In Asia(アジアにおける地盤力学の国際連携)の名称です。近年の地球温暖化に伴って急増している斜面災害や堤防被害、巨大地震による液状化被害、トンネルや管路の老朽化による地盤陥没被害など、世界中で問題となっている地盤工学の諸問題に取り組む、特にアジア圏の若手研究者のネットワーク形成を支援するために、2024年度に有志の研究者で立ち上げました。
 本ワークショップは、そのGAIAの第1回国際ワークショップとして、2025年2月22日~24日の3日間にわたって、65名の参加者を集めて開催されました。熱海市の伊豆山研修センターにて3日間にわたり寝食を共にする合宿型ワークショップとして開催し、若手研究者による30件の口頭発表および10件のポスター発表、そしてグルノーブル・アルプ大学のViggiani教授および浙江大学のYang教授によるキーノートレクチャーも行われました。毎夕食後には懇親会が行われ、参加者は遅くまで楽しく交流していました。ワークショップの最後には、参加者の投票による4名のベストプレゼンテーション賞および2名のベストポスター賞の表彰も行われました。参加者からも好評を博し、次回も参加したいという声が多く寄せられました。第2回は2026年3月に山東大学にて行われることが決まっています。
 GAIAの詳細は、以下のホームページをご覧ください。
 https://www.kz.tsukuba.ac.jp/~tmatsu/GAIA_homepage/index.html
 最後になりましたが、地盤工学会関東支部には共催組織のひとつとして本ワークショップの開催をサポートしていただきました。ありがとうございました。

写真-1 集合写真
写真-2 交流の様子