関東支部 液状化に係わる被害のメカニズムと名称を考える委員会
幹事 平松 登史樹(基礎地盤コンサルタンツ(株))

 1964年のアラスカ地震と新潟地震を契機として工学的な研究が始まった“液状化”は、今や工学の範囲を超え一般にも普及した用語となりました。“液状化”が指す現象や地震被害の範囲は様々に広がり、現在では色々なメカニズムによるものが過剰間隙水圧の上昇というキーワード一つで“液状化”と呼ばれている様であります。名称がきちんと定義されていなければ、議論が噛み合わず誤解を与えてしまう恐れもあります。そこで本委員会ではメカニズムに関してはなるべく多くのケースを、用語については現在使われているものを調査しまとめることといたしました。
 本報告会は下記に示す日時・方法・プログラムで行われ、多くの方々にご参加いただきました。本委員会の成果が皆様の研究・業務の一助となりましたら幸いです。
 ・開催日時:2023年8月2日(水)
 ・開催場所:Zoomウェビナーによるオンラインリアルタイム動画配信
 ・参加人数:99名

プログラムと講師
13:00-13:05 はじめに 吉田望 委員長
13:05-15:05 1.液状化のメカニズム 安田進 委員
吉田望 委員長
三上武子 委員
石川敬祐 幹事
原田健二 委員
15:05-15:20 休憩
15:20-15:45 2.液状化の定義 吉田望 委員長
15:45-16:20 3.液状化に関する用語 吉田望 委員長
飛田善雄 委員
16:20-16:40 4.文献に示される用語と被害 吉田望 委員長
沢津橋雅裕 委員
加藤謙吾 委員
16:40-16:45 おわりに 吉田望 委員長
写真-1 吉田委員長発表の様子 写真-2 委員発表の様子