「逗子市新宿自治会防災デー2021共催」開催報告

関東支部 神奈川県グループ
リーダー幹事・早野 公敏(横浜国立大学)

 2021年11月23日、神奈川県逗子市新宿会館において、逗子市新宿自治会防災デー2021(共催:逗子市新宿自治会、(公社)地盤工学会関東支部神奈川県グループ、後援:横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院)が開催されました。
 防災デーには、自治会員を主体として約40名の住民が参加しました。初めに篠田昌弘氏(防衛大学校准教授、(公社)地盤工学会関東支部商議員)、小倉章氏((一社)地盤品質判定士会神奈川支部幹事、神奈川県地質調査業協会技術委員長)、稲垣景子氏(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授)が斜面防災、都市・地域防災について連続講演を行いました。その後、地域が抱える防災上の課題について,住民の方々とともにディスカッションを実施しました.ディスカッションでは地震時の津波・斜面の複合災害の可能性や避難の在り方、危険な斜面の見分け方や維持管理方法などについて熱心な討議が行われました。
 2時間30分休憩なしの連続にもかかわらず、住民の方には集中力とぎれることなく熱心に参加していただきました。また講師の先生方には非常に分かりやすく説明して頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。最後の質疑応答では質問が途切れることなく活発なイベントになりました。住民の方の防災意識の高さに感動しましたが、今後は逗子市や神奈川県などの行政とも連携して、一層の取組みを推進できればと願っております。

写真-1 講師による講演の様子