「2019年度ジオセミナー」開催報告

関東支部 会員グループ
担当幹事 石井 亜季子(川崎地質(株))
山口 恵美 (関東学院大学)
小林 綾乃 (関東学院大学)

 2019年7月25日(木)に、地盤工学会関東支部において「2019年度ジオセミナー」を開催しました。
 令和初の記念すべき第1回目は、講師に関東学院大学客員教授の東畑郁生先生をお迎えして「人工誘発地震 Induced earthquakes」というタイトルの元、ご講演していただきました。
 今回の講演は2部制とし、第1部では講義形式で国内や海外の様々な誘起地震の事例である、ダム湖の水圧伝搬による間隙水圧の上昇、石油・ガス採掘、流体の加圧注入による水圧破砕、重量構造物設置によるせん断応力増大、鉱山の坑道崩壊による振動などといった、人間がより良い技術を生み出し大きな力を得た事により、自然破壊や環境汚染といった人間活動が自然に悪い反応を起こし、予想外の結果を誘起する危険があることに関してお話していただきました。第2部では飲物やお菓子を頂きながらディスカッションを行い、若手からベテランまで幅広い世代での活発な討論が行われ、時間が足りないほど盛り上がっていました。
 参加してくださった多くの皆様と講師の東畑先生のご協力により、充実したセミナーとなりました。紙面を借りまして感謝申し上げます。参加者の皆様から寄せられたご意見を基に、今後も幅広い年代・職種の方が参加しやすい行事を実施していきたいと思っております。

 開催日時: 2019年7月25日(木)16:00~18:00
 参加人数: 56名

写真-1 ディスカッションの様子 写真-2 講演の様子