「地盤の計測・探査技術見学会」 開催報告

関東支部 茨城県グループ
幹事・榎本忠夫(茨城大学)

 関東支部地域活動グループ・茨城県グループでは、毎年恒例の催しとして、県内の研究機関を見学する「研究所めぐり」を主催しています。第12回目の今回は、応用地質株式会社計測システム事業部(つくば市)の見学会を開催しました。開催日の平成30年10月19日(金)は肌寒い一日でしたが、26名の方にご参加いただきました。
 見学会前半では、高精度ポジションGPR、表面波探査・微動探査・地盤の可視化、比抵抗モニタリングに関する最新の計測・探査技術の説明を聴講しました。特に、計測原理や適用事例等のお話は大変興味深いものでした。会の後半では、地中レーダー、表面波探査、微動探査、電気探査による実際の観測を体験したり、敷地内における深さ1350mのボーリング孔設備を見学しました。実際に体験することで、最新技術に対する理解が深まったように思います。最後に質疑応答の時間も設けられ、活発な意見交換が行われました。
 地盤の計測・探査技術の開発が日々進んでいることを再確認するとともに、これらの手法を活用した事業や研究が本格化していく可能性を大いに感じた一日でした。

写真-1 見学会前半(最新の地盤計測・探査技術に関する説明)

写真-2 見学会後半(表面波探査による観測を体験)