栃木県グループでは,国土交通省関東地方整備局日光砂防事務所,栃木県大田原土木事務所のご協力のもと,平成28年7月21日(火)に20名の参加をいただき関東東北地方豪雨に伴う被災地の復旧工事現場の見学会を開催しました。
2015年9月関東・東北豪雨では、各所に観測史上最大の降雨をもたらし、栃木県内にも多くの土砂災害を引き起こしました。この度の甚大な災害の忘れず、つぎの災害に備えるため,日光市芹沢地区,那須塩原市上塩原地区の災害復旧現場を見学しました。
当日は道の駅「湯の香しおばら」に集合し,車4台に分乗し見学に向かいました。芹沢地区では日光砂防事務所 秋元様より,地区内8渓流9箇所において同時多発的に土石流が発生した被災状況,既整備済みであった砂防堰堤の土砂捕捉状況,被災後の迅速な応急復旧作業状況,警戒監視体制,砂防堰堤工事状況などをご説明頂き,実際の堰堤工事現場の見学をしました(写真-1,写真-2参照)。
続いて那須塩原市上塩原地区の地すべり現場を見学しました。栃木県大田原土木事務所整備部奈良場様より被災状況,調査状況,復旧対策計画などをご説明頂き,地質調査において採取されたボーリングコアを観察させて頂きました(写真-3,写真-4参照)。
各所において活発な質疑に対し丁寧かつ詳細な回答を頂き有意義な時間となりました。
最後になりましたが,今回の見学会の開催にご協力いただいた日光砂防事務所,栃木県大田原土木事務所をはじめ関係者の方々には,深く御礼申し上げます。 |