「若手技術者交流会地盤改良に関する調査・施工・開発・研究」開催報告

関東支部 会員サービスグループ
幹事 槌谷勝之(川崎地質(株))

 平成28年6月30日(木)17:00~19:00に地盤工学会地下大会議室にて若手技術者交流会「地盤改良に関する調査・施工・開発・研究」を開催致しました。
 若手技術者交流会は、支部創立10周年事業の一環として企画され、若手技術者同士の交流を通じて、普段の業務とは異なる立場の方々の視点を知ることにより視野を広げ、今後の本務に生かしていただくことを目的としております。平成26年度に第1回目が開催され、今回で2回目の開催となりました。
 本年度は、「地盤改良に関する調査・施工・開発・研究」をテーマに立場の異なる技術者および研究者4名の方をパネリストにお招きし、ご自身の経歴や業務内容と併せて、経験の中で得た知識や現在感じている問題点、過去に苦労したことなどについてご講演いただきました。
 地盤改良に関する「調査」として、川崎地質株式会社の宇多川和浩氏、「施工」として三信建設工業株式会社の本谷洋二氏、「開発」として株式会社不動テトラの鈴木亮彦氏、「研究」として独立行政法人労働安全衛生総合研究所の堀智仁氏にそれぞれご講演いただき、その後に会場のレイアウトを変更して、自由な雰囲気の中で全体ディスカッションを行いました。このセクションでは、地盤改良に興味を持った動機や日々の業務を遂行する上での疑問点、職場内でのコミュニケーション等、様々な視点から活発な意見交換が行われました。
 本交流会には総勢47名の方が参加し、参加者は学生から社会人、所属も多岐にわたり、今回の若手技術者交流会も盛況のうちに無事終えることが出来ました。
 今後も地盤に関する様々なテーマを取り上げ、継続的な交流会の開催を計画しております。次回の交流会では、さらに多くの参加者を目指すとともに、若手技術者の方々には情報交換の場として、交流会を積極的に活用していただけるように努力して参ります。
 最後に貴重なご講演をしていただきましたパネリストの皆様に対し、深く御礼申し上げます。

写真-1 パネリストによる話題提供の様子 写真-2 全体ディスカッションの様子