国立研究開発法人 農業環境技術研究所見学会 開催報告

関東支部 茨城県グループ
リーダー幹事 松島 亘志

関東支部地域活動グループ・茨城県グループでは、(公社)土木学会関東支部茨城会、茨城県地質調査業協会の協賛をいただきながら、毎年恒例の催しとして、県内の研究機関を見学する「研究所めぐり」を主催しています。第10回目の今回は、国立研究開発法人農業環境技術研究所の見学会を開催しました。開催日の平成27年12月3日(木)は、あいにくの小雨模様でしたが、27名の方にご参加いただき、里山環境を再現した「ミニ農村」、農業環境インベントリー展示館での全国の土壌モノリス展示、温室効果ガス発生制御施設などを見学し、農業分野での土壌と生物環境についての研究についての興味深いお話を伺いました。同じ「土」を対象として、共通の見方、異なる見方を知る、という異分野交流の醍醐味を味わえた一日でした。

写真-1 農業環境技術研究所敷地内にあるミニ農村。実物大のムラ(集落)-ノラ(田畑)-ヤマ(二次林)を再現し、生物種の移動実態などを調査している。
写真-2 土壌モノリスの展示。土壌モノリスとは、地面に穴を掘り、現れた垂直の断面をそのまま取り出した標本。現在、国内外の主要な土壌300余点を収集して、展示している。