国際講演会「住宅基礎の浅層地盤改良による液状化抑制効果:ニュージーランド・クライストチャーチでのT-Rexによる現場試験」」開催報告

地盤工学会関東支部 企画総務グループ
幹事 濱本 昌一郎

 平成26年10月28日(火)17:00~18:30,地盤工学会(JGS会館)地下大会議室において,アメリカ テキサス州立大学のKenneth H. Stokoe教授をお招きして,国際講演会「住宅基礎の浅層地盤改良による液状化抑制効果:ニュージーランド・クライストチャーチでのT-Rexによる現場試験」が,地盤工学会関東支部企画総務グループ主催で開催されました.地盤工学会関東支部メーリングリストによる広報などを通して34名の方々にご参加頂きました.
 ご講演頂いたKenneth H. Stokoe教授は,S-波速度の原位置・室内測定などで著名な研究者です.講演では,ニュージーランド・クライストチャーチでの液状化対策として実施した4種類の異なる対策法(1. ダイナミックコンパクション,2. グラベルコラム,3. コンパクショングラウト,4. セメント混合地中梁)を紹介して頂きました.また,大型起振機(T-Rex)を用いて,非改良地盤と改良地盤に水平振動荷重を与え,各対策工法による改良効果を調べた結果についてご講演頂きました.
 ご講演の後,残りの時間はご参加頂いた方々と議論がなされ,最後に,國生剛治関東支部顧問よりKenneth H. Stokoe教授に感謝状をお送りし,閉会となりました.
 この講演会を開催するにあたり,ご協力頂いた皆様に感謝を申し上げます.

       

    図1 講演されるStokoe教授               

図2 Stokoe教授への感謝状贈呈の様子