茨城大学 修士1年 伊藤紗由未
1.開催日時
日時:10月4日金曜日 15:10~16:40 会場5(日本科学未来館7階 会議室3)
2.内容
学会において,有名な先生は様々な人から挨拶をされており,学生なんて入る隙もない.話してみたいけど話せないという状況で,「有名な先生だな.」と通り過ぎるだけである.地盤工学を学んでいる学生にとって大先生と交流することは,その先生を憧れるきっかけや研究等に対する姿勢が変わるきっかけになり,今後の進路に大きく影響すると考える.また,今後の地盤工学を支えるのは学生であるので,学生会員から正会員への継続にも繋がる.このような背景から,本イベントを企画した.関東圏の大学から幹事を選出してもらい,議論を重ね,石原先生・太田先生との交流という大きな枠組みから徐々に具体化していった.本イベントのタイトルを「学生限定交流会~石原先生・太田先生といつ語るの?今でしょ!~」とし,当日は,石原先生・太田先生への質問後にフリータイムという流れである.
3.感想・まとめ
本企画は初めての試みのため手探り状態であったが,幹事会メンバーと協力して企画を遂行することができた.地盤工学会関東支部の皆様のさまざまな配慮のお陰で,学生は予想以上に集まった.参加学生も積極的な姿勢が見られ,石原先生・太田先生には,大変貴重なお話をして頂き,生き生きとした目で聞いていた学生を見た瞬間「やって良かった.」と素直に感じた.学生それぞれがこの会に参加して得たものを今後の学生生活で少しでも活かしてしていって欲しい.
本企画を進めるにあたり,幾つか反省点がある.まず,幹事会の打ち合わせ内容を夏休み前に一通り準備していた方が良かったと感じる.夏休み中は各自インターンシップ,ゼミおよび現地調査などがあり,日程調整が難しく,学会直前でバタバタといろいろな対応をすることになってしまった.また,両先生との事前打ち合わせは,非常に重要であると実感した.
幹事会のメンバーも当日まで一生懸命準備は行ったものの,企画が成功するか非常に不安ではあった.しかし,「きっと大丈夫.」という気持ちもあった.これは,幹事会メンバーに対して信頼が持てていたからだと今になって思う.その信頼は,いつ芽生えたのかは分からないが,たった3回の打ち合わせや打ち合わせ後に行っていた懇親会でそれぞれのキャラクターを自分なりに受け取り,それを理解していくことができたからではないかと思う.そのため,打ち合わせでは見ることができなかった部分を懇親会では見ることができ,メンバーに対して不信感などは一切感じることはなかったのだと思う.やはり,懇親会を行うことは非常に重要なことであると実感した.
このような貴重な経験をさせていただけたことを大変嬉しく思う.この企画を後輩へ継承していき,今後の地盤工学会を盛り上げるひとつの機会になってくれれば嬉しい.
最後に,本企画を立ち上げていただいた小峯先生,その声に賛同いただきご協力をしていただいた各大学の先生および学生の皆様,本イベントのために様々な配慮をしていただいた地盤工学会関東支部の皆様,本イベントを快く引き受けてくださった石原先生・太田先生に,深く感謝申し上げます.
4.後輩へのメッセージ
企画を立案し遂行することは,非常に大変であるが,終わった後の達成感は素晴らしいものである.様々な場合を想定し,最善を選ぶのは難しく,本当にこれで良いのかと感じることもあるが,皆で信頼関係を育むことができれば何事もうまくいくと思う.貴重な機会を逃さないように,これからの学生生活を送ってほしい. |