「第 4 回 工 法 協 会 交 流 会」開催報告

  関東支部 企画総務グループ幹事
荒木 一弘 (ケミカルグラウト株式会社)

 平成24年1月17日,2月15日,3月21日の3日間にわたりまして,第4回工法協会交流会(その1~3)を開催しました.3日とも会場がほぼ満席になるほどの盛況ぶりで,延べ216名の方にご参加いだきました。全体のプログラムは表1のとおりです.

 

その1
その2
その3

開催日

平成24年 1月17日(火)
13:30~17:30
平成24年 2月15日(水)
13:30~17:30
平成24年 3月21日(水)
13:30~17:30
場所
地盤工学会地下大会議室
地盤工学会地下大会議室
地盤工学会地下大会議室

参加人数(幹事除く)

76名
75名
65名
招待講演
「液状化の実態把握と対策工に関する検討内容について」
規矩大義教授(関東学院大学)
「地盤改良効果の実際」
原田健二氏(㈱不動テトラ)
「浦安の液状化による建築構造物の被災状況と対策・課題」
小椋仁志氏(ジャパンパイル㈱)
「固化処理技術による液状化対策」
北誥昌樹教授(東京工業大学)
工法説明
全9協会
全17協会
全11協会
「締固め」

「注入固化」

「浅層・中層混合処理」

・浸透固化処理工法協会
・恒久グラウト・本設注入協会、 液状化防止注入協会、 複合注入工法研究会、マルチパッカ工法協会
・ハイブリッドソイルミキサー工法協会
・CPG工法研究会
・恒久グラウト・本設注入協会、 液状化防止注入協会、 複合注入工法研究会、マルチパッカ工法協会
・パワーブレンダー工法協会
・グランドエース研究会
閲覧資料(PDF)
・SAVEコンポーザー工法研究会
・日本スリーブ注入協会
「深層混合処理」
・SAVE-SP工法研究会
・バルーングラウト協会
閲覧資料(PDF)
・CDM研究会
閲覧資料(PDF)
・全国アクパド工法協会
「高圧噴射攪拌」
・DJM工法研究会
閲覧資料(PDF)
「ドレーン・地下水位低下」
・日本ジェットグラウト協会
・エポコラム協会、エポコラム-Loto協会
閲覧資料(PDF)
・DEPP工法研究会
閲覧資料(PDF)
・マルチジェット協会
・エスミコラム協会
閲覧資料(PDF)
・グラベルドレーン工法研究会
・Superjet協会、クロスジェット協会、ジオパスタ研究会
閲覧資料(PDF)
・CI-CMC工法研究会
・スーパーウェルポイント協会
・CCP協会
・JACSMAN研究会
閲覧資料(PDF)
「せん断変形抑制・地中壁」
・MJS協会
・FTJ協会
・全国圧入協会
閲覧資料(PDF)
・RJP協会
「事前混合処理」
・TRD工法協会(2020.11.6更新)
閲覧資料(PDF)
・VJET協会
事前混合処理工法(PREM工法)協会
閲覧資料(PDF)

 

 この交流会は,実務に密着した情報収集,情報交換の場を会員様に提供していきたいという方針のもと企画されたものです.毎回ある工種をテーマに,それに関連する工法をお持ちの協会・研究会様に集まっていただき,それぞれの工法の特徴や留意点などを説明してもらいます.その後,会場に集まった参加者と質疑を交え,交流を深めていただこうというのがこの交流会のねらいです.こうすることによって,参加した方々は,横並びに関連する工法を比較することができ,実務においてよりよい工法の選定や実施に役立てることができるものと考えています.
 今回のテーマは,昨年の3.11の大震災の影響で会員様の関心が高いと考えられます液状化対策工法としました.一口に液状化対策と言いましても様々な方法があります.今回は,改良原理による「しばり」を設けず,関連する協会・研究会様にお声かけしたところ,大変多くの協会・研究会様が交流会への参加を希望されました.そのため,1日ではとても時間が足りず,3日に分けての開催となりました.
 また,今回の交流会のもう一つの特徴として,各回とも招待講演の時間を設けました.講演では,この分野の第一線でご活躍の先生方,企業の方をおよびし,液状化対策の工法分類や基本的な考え方,浦安市の液状化対策検討委員会の活動内容,話題などをお話していただきました.

    

         写真1 規矩先生ご講演の様子(その1)      写真2 原田氏ご講演の様子(その1)

     

          写真3 会場の様子(その1)             写真4 小椋氏ご講演の様子(その2)

       

          写真5 北誥先生ご講演の様子(その3)         写真6 質疑の様子(その3)