「大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~」
野外巡検「小机・新横浜周辺の地形・地質,史実と液状化」開催報告

主催:地盤工学会関東支部
神奈川県グループ

 平成22年10月に出版しました「大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~」の関連企画として,11月11日(日)にJR小机駅,日産スタジアム周辺での野外巡検を開催しました.
 全長約5kmのコースを,講師の先生,引率の神奈川県グループメンバーを含めた25名でめぐり,以下の内容を盛り込みました.
①史実:第三京浜と鶴見川が交差する地点に位置する小机城址を訪れました.戦国時代の幕開けとなったとも言われる1400年代の史実を中心に,相原延光様(県立西湘高校非常勤講師)より,説明を頂きました.
②地形・地質:鶴見川をまたぐ小机大橋より,小机城址を含む一帯の地形を柱状図と共に概観しました.「大いなる神奈川の地盤」の著者でもある松田磐余様(関東学院大学名誉教授)より説明を頂きました.
③液状化:東日本大震災の際,内陸部での液状化が問題となった住宅地を,地盤の成り立ちとともに概観しました.評議員として神奈川グループの活動に参画頂いている規矩先生(関東学院大学)に説明を頂きました.
 各説明に際しては参加者の方から多数の質疑が寄せられ,また,最後には次回開催を期待する声をお寄せいただくなど,盛況のうちに終えることが出来ました.引き続き,「大いなる神奈川の地盤」を直接学ぶ機会を提供して参りたいと思います.