「大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~」
野外巡検 相模平野の微地形を見よう 開催報告

 関東支部 神奈川県グループ

 昨年10月に神奈川県グループで出版しました「大いなる神奈川の地盤 ~その生い立ちと街づくり~」の関連企画として,2011年12月4日(日)に,平塚駅周辺でのを開催しました.
 当日は,「大いなる神奈川の地盤」で地形・地質に関して執筆頂いた森 慎一様(平塚市博物館)の引率で,会員,会員のご家族,一般の方々を含め,総勢23名にご参加いただきました.
 今回野外巡検の対象としたのは,相模平野の南西部の花水川河口周辺からやや上流の河川あるいは海岸の変遷の影響を受けて形成された地盤,さらには隆起した基礎岩盤,複数の断層が入り混じる地域でした.実際の地盤の状況,痕跡を見ながら,森先生にご用意いただいた地盤図,柱状図を使った解説を受け, 地盤の変遷,地層構成の見方,特徴を深く理解することが出来ました.前日までの悪天候からうって変わった晴天の中,全行程約6kmを,途中の昼食を含めて約6時間で踏査しました.
 今回,「大いなる神奈川の地盤」を題材とした初めての野外巡検企画でしたが,今後も新たなテーマでの開催をご提供して参りたいと思います.

  

          写真1 野外巡検の様子               写真2 野外巡検の様子

   

          写真3 野外巡検の様子               写真4 集合写真の様子