平成23年11月18日14時から関東学院大学関内メディアセンターにおいて,「平成23年度 神奈川県地盤工学セミナー」を開催しました.本セミナーは地盤工学会の活動を広く知って頂く目的で開催しているもので,今回で5回目の実施となります.
今年度は,2011年東北地方太平洋沖地震の発生を受け,県内会員の地震に対する関心が高まっていると考え,神奈川県と大地震の双方に関連する地盤工学的話題のご講演を設定いたしました.第一講演は,京都大学の乾徹先生に「東日本大震災による地盤環境問題とその対応」というタイトルでご講演いただきました.第二講演では,神奈川県温泉地学研究所の杉原英和様に「神奈川県に想定される地震と活断層」ついてご講演いただきました.第三講演では,関東学院大学の規矩大義先生「東京湾岸を中心とした液状化被害」についてご講演いただきました.
また,ご講演の間にポスターセッションを行いましたが,今年度は10件の発表と昨年度より2件少なかったものの,これまでで最多の応募がありました.テーマは多種多様で,別会場にもかかわらずご来場頂いた方の多くが足を運んで下さり,活発な意見交換がなされました.
今年度は地下鉄駅構内にセミナー開催案内を掲示したことにより,一般の方を含め50名程度の方にご参加いただきました.神奈川県グループでは,今後も,プログラムの内容や告知方法を工夫するなどして本セミナーを継続・発展させ,多くの方にご参加いただけるようにと考えております. |