第3回若手交流会(第8回関東支部発表会・若手交流セッション)開催報告

企画総務グループ幹事
阿部 慶太((財)鉄道総合技術研究所)
 

 平成23年11月10日16時~17時,第8回関東支部講演会の一セッションとして、若手交流会を開催しました。今回は前回の第7回関東支部講演会で行った第2回に引き続き第3回目の開催となりました。当日は学部生の方を中心に約20名の方に御参加を頂きました。
この交流会は、学生会員が地盤技術者として社会に出るに当たってのアドバイスや、若手技術者・若手研究者が直面している課題について意見交換など、自由なテーマで話が出来る場を目的として行っているものです。また、出席者から今後の企画を募るなど、若手会員の生の声を学会に届ける場としても期待をしているイベントでございます。
 今回は、前回と趣向を変えて、官公庁、コンサル、ゼネコン等で勤務されている若手技術者の方々にコーディネータになって頂き、「計画」、「調査」、「設計」、「施工」、「維持管理」それぞれの観点から仕事の内容や今までの経験についてパワーポイントでお話を頂き、その後、意見交流会を行うこととしました。このようにすることで、まずは、土木業界を業種として大枠で見て頂き、それぞれを比較することで将来の参考にして頂くことを図りました。当日のコーディネータの方々は以下の方々です。

「計画」   小池 正朗 氏 (山梨県)
「調査」   平山  歩 氏 (パシフィックコンサルタンツ株式会社)
「設計」   渡辺 崇弘 氏 (大成建設株式会社)
「施工」   八木橋 瑛 氏 (ケミカルグラウト株式会社)
「維持管理」 阿部 慶太   (公益財団法人鉄道総合技術研究所)

 小池様には、県庁での都市計画や防災計画について、平山様には、ハザードマップ作成の仕事について、渡辺様には発電所での取水口の建設工事について、八木橋様には街中での地盤改良工事についてお話を頂き、小生は鉄道での維持管理について話をさせて頂きました。また、仕事の話だけでなく、アフターファイブの話、休日の過ごし方、社内での課外活動の話まで社会人として大変幅の広いお話を頂きました。その後、意見交換会では、仕事の話だけではく、例えば、今サッカーをしているが、就職してもフットサルを続けることは可能かなど、仕事以外の話も多く出て盛りあがりを見せました。また、参加者の皆様には、「社会人と学生の違いは何か」、「今後、学会でこんな企画をやったら面白いのではないか?」など、率直なご意見を頂き、開催者としても大変参考になりました。文末に本セッションのアンケート結果を掲載します。今後は今回頂いた意見を参考にしていきたいと考えています。
 最後に、本セッションにご参加頂いた皆様、コーディネータの皆様、ご助力、ご高配を頂いた、港湾空港技術研究所菊池様、茨城大学小峰先生様、山梨大学後藤先生様、東京工業大学竹山先生様、ケミカルグラウト荒木様地盤工学会青木様に改めて御礼を申し上げます。早々

  

                    写真  セッション後の集合写真