東京大学工学部　山田　卓

地盤工学会関東支部では，平成21年8月20日(木)に関東学院大学八景キャンパスにて第4回学生対抗ソイルタワーコンテストを実施しました．本コンテストは平成18年度より，主に関東地方の学生会員向けに実施されている行事であり，今年度は地盤工学会創立60周年および地盤工学会関東支部設立5周年の記念行事として，第44回地盤工学研究発表会の会期中に開催されました．今年度は関東支部のみでなく，全国の大学や高専等から16チームが参加しました（表−1）．

　コンテストでは，当日公表された7種類の土試料（硅砂，砕石，山砂，関東ローム，シラス，藤森粘土，珊瑚砂）を自由に配合し，土質力学の知識を駆使して規定の寸法のタワーを作製し，タワーの耐荷重（強さ）とプレゼンテーションが審査され，ソイルタワー値（耐荷重／タワー重量）とプレゼンテーション点の総合得点を各チームが競いました．しかし，今年度は全てのチームのタワーが用意された最大載荷荷重(130kg)で破壊に至らなかったため，全チームがソイルタワー値部門1位となりました．そこでプレゼンテーション賞と審査委員特別賞が設けられ，以下のチームが各賞を受賞しました．（表−２）

　本コンテストの運営に際して，関東学院大学および東京都市大学の学生の皆さんには多大な協力を頂きました．また，前田建設工業株式会社様には土試料の調達にご協力いただきました．末筆ではありますが，ここに記して謝意を表します．

表-1 参加チーム一覧