地盤工学会関東支部 液状化を考慮した地盤と構造物の性能設計に関する研究委員会
第2回「液状化を考慮した地盤と構造物の性能設計」ミニ講習会報告
地盤工学会関東支部
立石章(大成建設梶j
新川直利(兜s動テトラ)
地盤工学会関東支部 液状化を考慮した地盤と構造物の性能設計に関する研究委員会では,昨年10月27日の全体講習会および“第1回「液状化を考慮した地盤と構造物の性能設計」ミニ講習会”につづき,下記の通り,ミニ講習会の第2回を開催し,無事終了いたしましたので報告いたします.
■開催日時 : 平成21年6月19日(金) 17:30〜19:00
■内容・講師 :
17:30〜18:15 3章「耐震性能と限界状態」 立石 章 大成建設
18:15〜19:00 5章「液状化を考慮した性能設計の導入に向けた現状と今後の展望」 新川 直利 兜s動テトラ
本講習会は,上記委員会の成果報告書『液状化を考慮した地盤と構造物の性能設計』をテキストとして,地盤の液状化を考慮した性能設計の方法論などを2回に分けて開催するものです.
第2回目となる今回は,コンサルタント,ゼネコンの方々を中心に約15名のご参加をいただきました.
前半では,性能設計の導入の背景についてふれてから,性能設計と液状化との関係について各種構造物ごとに被害事例を説明しました.後半では、地盤調査と解析のグレードを合わせる考え方を説明し,液状化による構造物の沈下を対象とした性能曲線に関する研究事例を紹介しました.講習後のアンケート結果より,多くの参加者の皆さんの一助になったものと思っております.
このようなミニ講習会は,地盤工学会における研究成果を会員の皆様に伝えていくうえで大変有用であり,今後も開催されることを期待しております。
講習会当日の状況 写真1 写真2