地盤工学会創立60周年,地盤工学会関東支部創立5周年記念大会
絵画コンクール「地盤(地面)」入賞作品 |
地盤工学会創立60周年、同関東支部創立5周年の記念事業の一環として、一般の市民の方々に「地盤」に対する認識を深めて頂くことを目的とした「絵画コン クール」を実施しました。地盤(大地)という言葉を含むテーマで、小学生、中学生、高校生を対象として絵画を募集したところ、関東地方在住の方を中心に、 小学生39点、中学生・高校生12点、合計51点のご応募を頂きました。応募作品について、下記の3名の審査員の先生方の厳正な審査の結果、20名の方の 作品が入賞されました。
小 学 生 の 部
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1席 松尾直輝(まつおなおき)君 2席 山本薫(やまもとかおる)さん
「元気なかぶと虫」 小学2年 「家の庭」 小学4年
地面が健康な土でないと、大きなかぶと虫は この絵は、庭の野菜に水やりをしているところです。水が光に
そだたないので、地面の栄養は大切です。 反しゃして、七色になっています。そこに鳥が来てエサを
食べようとしています。じょうろから出る水と鳥の羽の、のりづけ、
色使いを工夫しました。
3席 柘植創太(つげそうた)君 3席 伊藤皓介(いとうこうすけ)君
「ぼくのゆめ」 小学3年 「地底人」 小学3年
ぼくの夢は昔の物を色々と掘り出してみたいです。 地面の中には地底国があって、地底人がいるかもしれません。
大判、小判など昔のお金や、もっと昔のきょうりゅうの
骨などをみつけてみたいです。
佳作 佐脇尚聖(さわきなおたか)君 佳作 仲上穂乃香(なかがみほのか)さん
「ちていのともだち」 小学1年 「森の中」 小学2年
地面の中では、みみずやありなどが仲よく、たのしく ハイキングに行きました。ここの地面の中はどうなっているのだろう
生活していて、地面の上の植物をささえている根も、 と想像してみました。草や木の根っこはとても深く伸びています。
のびのびと地面の中にはっている。 くるくる丸いのは アンモナイトの化石です。
(じゃがいもをかきました)
佳作 羽土友貴(はどゆうき)君 佳作 長島紗月(ながしまさつき)さん
「マンションの地底」 小学2年 「地面はがんばっている」 小学3年
高層マンションがずらっと並んでいる町です。地震に 建物をささえたり、地下鉄のトンネルをささえたりして、
やられないようにビルから杭が打ち込んであります。 めだたないところで頑張って役に立っている地面をかきました。
ここの土地は何億、いや何十億年も昔から続いています。
佳作 細田晴彦(ほそだはるひこ)君 佳作 大塚正(おおつかただし)君
「地面の下は海、地面の上は空」 小学3年 「どんどん掘る」 小学4年
ふつう地面の下は土だけどぼくは、クジラが 地震が来てもビルが倒れないように、長い脚を土の中に深く
地面だから海にしました。 伸ばしました。絵のまん中にあるのは土を 掘るドリルです。
工事がどんどん進んでいます。
佳作 新山春斗(にいやまはると)君 佳作 上原花織(うえはらかおり)さん
「地底の町」 小学4年 「のんびりした町だけど」 小学5年
地上の町はがらんとしていて、地底の町の 自然が豊かでわりとのんびりした町の地下の世界は お店も人も
ほうが活動的です。近未来の姿かもしれません。 いっぱいで意外にもにぎやかです。温泉もあります。
佳作 大野彩音(おおのあやね)さん
「恐竜がいた町」 小学5年
ここの町の地中にはとても貴重な化石が眠っているのです。
町をこわすわけにはいかないので、考古学者はトンネルを掘らなければならなくてたいへんです。
中 学・高 校 生 の 部
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1席 新田朱菜(にったあやな)さん 2席 篠塚洋佑(しのつかようすけ)さん
「地盤に手を添えて」 中学3年 「グランドキャニオン」 高校3年
人が生きていくためになくてはならない地盤。 何千万年かけて川の浸蝕で作られた堆大な地層。
その地盤を人の手で良くも悪くも変えてしまう。 地球の歴史がわかる。
人にとっても地盤(自然)にとっても悪い手を
加えないよう気をつけていきたい、という気持ちを込めて描きました。
3席 井上柚(いのうえゆず)さん
「命の地盤」 高校3年
「地盤」について私が考えたことは、そこが生命の誕生地だということです。地盤が存在しなければ、
人や植物などの生物は生まれ育つことができなかったはずです。また、ビルや家、町や村も、人が
いて地盤が存在しなければ出来上がらなかったことでしょう。私はこの絵に、そのような地盤に
対しての、心からの感謝の気持ちを表現しました。
佳作 武藤葵(むとうあおい)さん 佳作 片桐知咲(かたぎりちさき)さん
「地盤の夢」 中学1年 「地面の下には、、、」 中学3年
地盤をぼうしにたとえて、それをしっかり手と 私たちが住んでいる土地の下にもこんな風に鍾乳洞が広がって
頭で支えている様子と、地盤(土地)は人間の いたらすごいなと思って描きました。この絵で、すぐにくずれてし
使い方によって、素敵な世界をつくり出せる まう地盤や、何万年も残っている地盤の違いが伝わればいいと
というのをあらわしました。 思います。
佳作 相良礼子(さがられいこ)さん 佳作 松岡侑希(まつおかゆうき)さん
「感じる地面の大切さ」 中学3年 「支える力」 中学2年
この絵の四つの足に共通していることは、「地面がある 地盤は様々なものを支えている。病院、 ビル、 学校、、、。
からこそ。」ということだ。あるからこそ川が流れ、冷たさ、 私達が笑顔で生活できるのは、地盤のおかげといっても
流れの強さを感じ土の固さを感じ、緑、草の涼しさ 過言ではない。地盤にこれからも私達を支えつづけて
を感じ、いつでも、空をながめることができる。 ほしいと思い描いた。
それを足で一番感じることができるから、足形にした。
そのバックの土の色にはムラをださせて、水のまわりはぬれてそうなので色を
うすくしたりした。手には、ハートを赤くしたのは心をあつくし、地面に関心をもち、
(温暖化であつくなっている地面を救うためにも。)まわりを涼しくさせていこうと
いうメッセージをこめて青にした。