【液状化に係わる被害のメカニズムと名称を考える委員会】
■趣旨:
液状化は1964年アラスカ地震と新潟地震を契機として工学的な研究が始まったことはよく知られてい
る。当初は地盤の強度がなくなるという認識であったが,その後,工学的に考慮すべき現象の範囲が
広くなってきている。例えば,1983年日本海中部地震の際の能代市の被害を契機として発見された液
状化に伴う流動,最近では北海道胆振東部地震の際の札幌市里塚の被害,インドネシア・スラウェシ
島地震による大規模な流動被害なども液状化と呼ばれている。しかしながら,これらの被害は過剰間
隙水圧が上昇したということはあるかもしれないが,被害のメカニズムは異なるように思える。
上述の様に,現在,色々なメカニズムによるものが,過剰間隙水圧の上昇というキーワード一つで液
状化と呼ばれている様である。もちろん,一般の人やマスコミが用いるのであれば,それでもかまわな
いのかもしれないが,工学の分野ではそれでは都合が悪いと考える。工学の分野では,名称は非常に
重要で,これがきちんと定義されていないと,議論がかみ合わないし,発言が間違って受け取られる可
能性もある。
このような事情を考えると,新しい現象と考えられるものが出てきた現在,これまでの知識を整理し,
メカニズムを考える必要があると考える。そこで,このような役割をする委員会の設置を提案する。
■活動期間 2019年7月~2024年3月 | |
■2023年度事業計画 | |
【上期予定】 | ・活動成果報告会の実施 |
【下期予定】 | ・GeoKanto2022での活動報告 |
■活動状況
2023年度(R5年) | ||
会議名 |
開催日 |
報告書 |
報告会 |
8月2日(水) |
2022年度(R4年) | |||||
会議名 |
開催日 |
議事録 |
会議名 |
開催日 |
議事録 |
第12回 | 1月27日(金) | ||||
第10回 | 6月9日(木) | 第11回 | 11月7日(月) |
2021年度(R3年) | |||||
会議名 |
開催日 |
議事録 |
会議名 |
開催日 |
議事録 |
第8回 | 11月4日(木) | 第9回 | 2月8日(火) | ||
第6回 | 5月10日(月) | 第7回 | 8月2日(月) |
2020年度(R2年) | |||||
会議名 |
開催日 |
議事録 |
会議名 |
開催日 |
議事録 |
第4回 | 10月6日(火) | 第5回 | 2月2日(火) |
2019年度 | |||||
会議名 |
開催日 |
議事録 |
会議名 |
開催日 |
議事録 |
第3回 | 1月29日(木) | ||||
第1回 | 7月25日(木) | 第2回 | 10月25日(金) |