山梨県グループ「地盤工学の最近の話題 ー地盤調査と地盤災害ー」講演会

主催:山梨大学工学部土木環境工学科地盤工学研究室
共催:(公社)地盤工学会関東支部山梨県グループ

 日々ご清祥のこととお慶び申しあげます。
 さて、来る2025年1月月10日(金)の15時00分より、山梨大学で講演会を開催いたします。正会員、特別会員、非会員の区別なく、どなたでもご参加いただけます。内容は次の通りです。奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。

日 時
 2025年1月10日(金)15:00-17:30
開催方法
 山梨大学工学部講義室(甲府キャンパス)での対面開催
開催場所
 山梨大学工学部(甲府キャンパス,T-1号館)T1-22講義室
 https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2016/01/kofuc_2015.pdf
 (自家用車での来学はお控えください)
題 目
 「地盤工学の最近の話題 ー地盤調査と地盤災害ー 」
講師と演題
  東畑 郁生(東京大学名誉教授・関東学院大学客員教授)
   「地質リスクと地盤調査という作業の重要性」
  風間 基樹 (東北大学名誉教授・川崎地質(株)技術顧問)
   「2011年東日本大震災の被害、復興・復興を振り返って」
 青山 翔吾 (基礎地盤コンサルタンツ株式会社)
   「地盤調査結果の解釈と設計への適用」
 後藤 聡 (山梨大学大学院 准教授)
   「小型宇宙線ミュオン検出器を用いた地盤構造物の非破壊探査技術」
講演概要
 地盤という媒体は、あらゆる構築物、インフラを安全に支える役目を担っており、その品質は、生活や事業の成功の本質に関わっている。そして災害や施工の不良、理由のない楽観的態度で地盤の性能発揮に失敗した場合、社会の維持、事業の継続に大きな打撃が生じる。日常のメディアにおいてもそのような不幸な事例の報告は枚挙にいとまがないのであるが、それにもかかわらず、事態は改善しない。これではならないという教訓を社会が学ぶのは、災害や失敗を自ら体験した場合に限られる。そしてその他の人々にとって、それらの体験は人ごとに過ぎない。これは不幸な状況である。その改善には何をするべきか?
 世の中に向けた啓発事業は欠くべからざる作業である。大災害の後、多くの復旧復興地盤事業が実施されたので、社会にも地盤事業の重要性がわずかでも知っていただけたかと期待したい.
 本講演では、地質リスクと地盤調査という作業の重要性、および地盤調査結果の解釈と設計への適用について話題提供する。2011年東日本大震災の事例を振り返りながら地盤事業について紹介する。最後に、新しい地盤調査技術として、小型ミュオン検出器を用いた地盤構造物の非破壊探査技術も紹介する。
 土木環境工学を専攻する学生、および地盤の事業にかかわる人々が、自らの仕事の重要性そして最新の知識を備えていることが何よりも重要である。
定 員
 60名
参加費
 無料
参加資格
 会員非会員問わずどなたでもご参加いただけます。
申込締切日
 2025年1月5日(日)
G-CPD
 2.5
連絡事項
・講演会終了にアンケートにご回答いただいた方に、CPD付与いたします。

 ■申込み方法■
 以下内容を左記「申込みフォーム」もしくは「QRコード」から入力ください。

 【問合せ先】公益社団法人地盤工学会関東支部
TEL:03-3946-8670,FAX:03-3946-8699
E-MAIL:kantouevent■jiban.or.jp ←■を@に変えてお送りください。

   【プログラム(予定)】15:00-17:30(150分)
15:00~15:35(35分)
「地質リスクと地盤調査という作業の重要性」 東畑 郁生
15:35~16:10(35分)
「2011年東日本大震災の被害、復興・復興を振り返って」 風間 基樹
16:10~16:20(10分)
 休 憩
16:20~16:55(35分)
「地盤調査結果の解釈と設計への適用」 青山 翔吾
16:55~17:30(35分)
「小型宇宙線ミュオン検出器を用いた地盤構造物の非破壊探査技術」 後藤 聡