「無機・有機系改質材による発生土の改質とその利活用の普及・高度化の取り組みに関するシンポジウム」論文募集と聴講参加のご案内

主催:地盤工学会関東支部
無機系吸水性材料を用いた土の改質技術
の利活用に関する研究委員会
 本委員会は、ペーパースラッジ灰、パームヤシ殻灰のような燃焼灰系改質材、石膏系改質材などを無機系吸水性材料として取り上げ、吸水性材料で改質した土(吸水性改質土)を利活用する際の課題を研究・実務の両面から検討し、その成果を現場に還元することを目的として発足しました。2021 年には、無機系吸水性材料を用いた土の改質技術に関する手引き (暫定版-PS灰系改質材編-)を地盤工学会関東支部HPにて公開しました。さらに吸水性材料の対象を拡大し、①吸水性材料の吸水性能評価と合理的添加率の決定方法、②設計における吸水性改質土の強度の評価方法、③吸水性改質土の環境親和性・安全性の考え方、④吸水性改質土の適用事例、などを総合的に検討し、無機系吸水性材料を用いた土の改質技術に関する手引き(案)を取りまとめました。
 吸水性材料は、セメントや石灰のように土中の水に化学的に結合する機能を持つもの、ペーパースラッジ灰のように多孔質粒子で土中の水を拘束する機能を持つもの、高分子材のように土中の水をゲル化する機能をもつもの、そしてそれらの機能を複合的にもつもの、など多種多様です。そのため、それぞれの特性を踏まえ材料を選択する必要があります。また、設計・施工の観点から吸水性改質土を固化体あるいは塑性体から半固体状の良質土としてアプローチすべきか、さらに環境安全性の観点から吸水性材料と吸水性改質土対する基準をどのように設けるべきか、など吸水性改質土を合理的に活用するための検討が必要になります。
 そこで、この分野の最近の取り組みに関する発表・情報交換・討論の場として、本シンポジウムでは、研究委員会の活動成果の報告とともに、無機・有機系改質材による発生土の改質とその利活用の普及・高度化の取り組みについての論文を広く募集します。論文は研究成果に限定せず、実務の取り組みの成果も対象とします。また、関東支部のみならず全国からの参加を歓迎します。多数の応募をお待ちしております。
 下記の要領にてシンポジウムを開催します。
【日 時】
 2024年12月6日(金)9:00~17:00(予定)
【場 所】
 地盤工学会 地階大会議室(住所:東京都文京区千石4-38-2)
 *対面での実施を予定しています。

【参加費】

 会員 6,000円・非会員8,000円・学生4,000円
投稿料は無料ですが、シンポジウムにご参加される方には参加費をご負担頂きます。
参加費には、聴講と概要集・委員会報告のダウンロードが含まれます。
*個人会員でない方でも、所属先が特別会員(法人会員)であれば会員価格で参加いただけます。
*参加費入金確認の後、領収書をご登録メールアドレスに送付いたします。

参加費は事前に下記へお振込みをお願いします(手数料は払込者負担)

みずほ銀行(0001) 駒込支店(559)口座番号 普通8091364
名  義 (社)地盤工学会関東支部 : シャ)ジバンコウガクカイカントウシブ

【公募論文のテーマ】
 無機・有機系改質材による発生土の改質とその利活用の普及・高度化に関する研究あるいは実務の取り組みの成果を対象とします。無機・有機系改質材として、セメント系、石灰系、スラグ系、酸化マグネシウム系、石炭灰系、ペーパースラッジ灰系、バイオマス灰系、再生石膏系、吸水性ポリマー、水溶性ポリマーなどが含まれます。
【論文の提出締切】
 2024年8月20日(火)
 論文提出用テンプレート【WORD】   原稿執筆要項【PDF】
 提出された論文審査を行い、受付の可否を決定します。審査は別途示す審査規定に従って行います。原稿書式は地盤工学会研究発表会と同様な書式で、ページ数は4から8頁(奇数ページも可)です。
受付された論文はすべてシンポジウムでご発表いただきます。発表・質疑時間やプログラムについては、ご提出された原稿を確認後にご案内します。
*論文はE-mail:kantoabsorbwater@jiban.or.jp 宛てにお送りください。
 [論文申込方法]
 左記「論文発表申込フォーム」よりお申込みをお願いします。
 [参加申込方法]
 左記「聴講参加申込フォーム」よりお申込みをお願いします。
【聴講参加申込締切日】
 2024年11月22日(金)
【G-CPD】
 プログラム確定後に記載いたします
【問合せ・論文提出先】
 無機系吸水性材料を用いた土の改質技術の利活用に関する研究委員会係
 TEL:03-3946-8670 FAX:03-3946-8699 
 E-mail:kantoabsorbwater@jiban.or.jp