「平成22年度 神奈川県地盤工学セミナー」開催報告

地盤工学学会 関東支部 神奈川G
森川嘉之(港湾空港技術研究所)
大塚 博(応用地質(株))
三枝弘幸(東亜建設工業(株))

 平成22年11月12日14時から関東学院大学関内メディアセンターにおいて,「平成22年度 神奈川県地盤工学セミナー」を開催しました.本セミナーは地盤工学会の活動を広く知って頂く目的で開催しているもので,今回で4回目の実施となります.
 本年度のセミナーのテーマは,進行中のプロジェクトおよび昨今話題の多い耐震設計に加え,先月発刊された「大いなる神奈川の地盤」に関する内容とし,三名の講師の方々にご講演をお願いしました.第一講演は,鉄道総合技術研究所の渡邉健治様に「抗土圧構造物の地震時変形量算定法と設計基準への反映」というタイトルで,ご講演いただきました.第二講演は,大成建設株式会社の末岡徹様に「トルコ・ボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設プロジェクト-世界最大水深・急潮流下の沈埋トンネル建設と地盤工学関連技術-」ついてご講演いただきました.第三講演では,元神奈川県県土整備部長の,小方武雄様に,「土木施設と神奈川の地盤」についてご講演いただきました.50名余の方にご参加いただいたことに加え,参加者の方々の講演内容への関心が高く活発な意見交換がなされ,非常に良い会となりました.
 また,ご講演の間にポスターセッションを行いましたが,今年度は,12件とこれまでで最多の応募がありました.テーマは多種多様で,別会場にもかかわらず,ご来場頂いた方のほとんどが足を運んで下さり,活発な意見交換がなされました. 神奈川県グループでは,今後も,プログラムの内容や告知方法を工夫するなどして,本セミナーを継続・発展させ,多くの方にご参加いただけるようにと考えております.

      

   講演状況①(渡邉様)               講演状況②(末岡様)

     

   講演状況③(小方様)              ポスターセッション